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Channel: 製造業品質改善の進め方 高崎ものづくり技術研究所Blog
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品質管理活動は教育に始まって、教育に終わる!町工場でできる品質管理(4)高崎ものづくり技術研究所

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町工場というと、社長、つまりその家の「親父」自身が職人であり、同時に
すべての工程を仕切り、すべての窓口となり、すべての決定権をもち、生産
から品質管理まで唯一の判断基準となるという、社長がいなければ何ひとつ
回っていかない会社・・・

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しかし、これほど極端ではないにしても、こうした昔ながらのワンマンな
あり方の企業はとても多いのです。

「人」「組織」「しくみ」は、品質管理活動の基本ですが、社員数が圧倒的に
少ない町工場では、必然的に「人」のウエートが大きくなります。
以外にも、町工場こそ、一人一人の品質管理活動が求められるのです。

では、品質管理活動とはいったい何でしょうか?
■ 製品・サービスを生み出すのは「人」である
 クレーム・不具合ゼロ達成の絶対的なキーポイントは「人」の感性を高めること。
 品質管理活動の良し悪しは一人一人の業務処理能力や意識・感性によります。
 品質やお客さまに関する「これはおかしい」と感ずる感性や、細部への、こだ
 わり、完ぺきを期す意識が何より重要。

■ しくみは、人的能力を補う役割
 品質管理活動のしくみ(例;Iso9000)は業務遂行のための基本ルール。
 しかし、仕事の主役である「人」がルール通り運用し、問題や異常があれば
 摘出し、対策処置を講じなければ効果は上がらない。

■ 品質管理活動は教育に始まって、教育に終わる

 自らが、仕事を通じて学び、仕事の中から気付くこと。
 目の前の仕事から学ぶことが実際的で、身につくものであり、応用が利く
 ものである。

■ 仕事を通じた機会から学ぶ(学習する組織)
 自らの仕事:失敗や成功経験、創意工夫、改善活動、チーム活動、リーダ経験
 人の仕事ぶり:上司、先輩、同僚、後輩、お客様、取引関係
 事実・現実:目の前に起こっている事実、現実、問題
 専門家:書籍、後援会、研究会、個人指導
 社員が学ぶ気風を組織として作る

■ 小集団活動の限界

 小集団活動は、上記の考え方からはかけ離れてしまい、誤った品質管理活動と
 なっている。発表会直前の集中活動、リーダーのみに負荷が掛かる、発表テク
 ニックを競う活動。
 企業の発展、体質改善に主眼を置いた活動は何れマンネリ化に陥る。
 自主的な取り組みは、取り組みテーマも選定に困難を来して来る。
 改善活動(効果期待)よりも、教育、人づくりの活動に主眼を移すべきである。

■ 方針管理(トップダウン)、小集団活動(ボトムアップ)のあり方
 いくら、方針を掲げ、テーマを設定しても「人」の品質管理活動が不十分では
 うまくいかない。方針管理(トップダウン)のPDCAを回すには、ボトムアップ活動
 とうまく噛み合わせる必要がある。
 そのための仕掛けが必要である。

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