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Channel: 製造業品質改善の進め方 高崎ものづくり技術研究所Blog
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製造業の品質対策の進め方:工場の不良対策!品質保証部長は最優先で不良の流出を止める事?

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品質改善手法、不良対策手法は、導入してもすぐに効果は期待できません。
品質保証部長として最優先で取り組まなければならない事は、「止血」です。
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品質保証部長が品質保証部としての社内戦略を持たないと,部下は肩身の狭い
思いをします。品質保証部長は「何をすべきか」を明確にしなければいけない。
工場内で発言力を持つためには、直接工程に関わる割合を増やすことです。
それが無ければ、不良品の選別を行ったり、ISOの維持管理だけを行う無力な
組織と化してしまうのです。それには
①不良を外に「出さない」プロジェクトを発足させ,品質保証部の実績を上げる
事です。方法はいろいろあるが、即効性が期待できるのは「検査」です。
悪知恵でもかまわないので,とにかく不良流出ゼロを実現してみせる。
そうしないと,何を言おうと信用してもらえず、あとが続かないのです。
 検査の仕組みを構築する

②次は,不良を「入れない」しくみを確立させる

協力工場の納入品質のよしあし評価を通じて,納入停止権を獲得することです。
協力工場のランク付けを行い、見える化することによって、協力工場相互の
意識づけ、競争意識を高めます。
 工程監査チェックシート雛形(外注・協力工場調査)

以上の2点をライン業務として責任を持つこと、そうすれば品質保証部の言う
ことを素直に聞いてくれる人達も増え,上層部への発言力もアップするからです。
実績を上げると、品質を通じた改善業務がやりやすくなります。

とにかくクレームの迅速化処理、流出防止を最優先させることです。
品質トラブル流出の、処理のまずさは、原因を追究し「トラブル発生を押さえる」
という発想にこだわり、対策が後手後手にまわってしまう点です。
理想は理想として、とにかく今は本質論より、流出防止を優先させることです。
そして最後に不良を作らない社内改革に着手します。

これが、グローバル化した生産体制、国内での多品種少量生産における品質確保
の最も効果の上がる方法です。

③不良を「つくらない」しくみは,本来は,生産部門部門が主体となって進め
るべき問題です。

しかし、日常の業務に追われ、後回しにされているのです。
そこで,品質保証部が主体となって製造,技術の3者合同のプロジェクトを
発足させ、「未然予防の仕組み」を構築します。
 リスク回避のヒューマンエラー再発防止対策マニュアル

④品質管理の仕組みを定着させる
以上のように製造品質の不良を外に「出さない」「入れない」「つくらない」
3ない品質管理方式が確立してから,それを定着させるための管理の仕組み
づくりに着手するのです。

品質管理の究極の目的は、トラブルを未然に防止するしくみづくりです。
しかし、それは一朝一夕に実現できるものではありません。
地道に大地を耕し、土づくりから始める必要があるのです。しかし
その一方で、即効性のある流出防止対策「止血」を徹底し、顧客の信頼を
獲得すると同時に、市場流出による失敗コストの低減に努めます。
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 ★品質不良ゼロ対策 7つのステップ



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